飲食店デザイン術|CanvaとChatGPTでコスト削減と魅力UP

「自分のお店のメニュー、もっとおしゃれにできないかなぁ…」
「Instagramで魅力的な投稿の発信ができない…」
「イベントのチラシを作りたいけどIllustratorを使いこなすのが難しい…」

レストランの現場で、メニューやポップ、SNS投稿など、デザインに関する悩みを感じたことはありませんか?

デザイン会社に依頼すれば費用がかさみますし、かといって自分で作成するのは難しいと感じる方も多いでしょう。特に将来、独立開業を考えているなら、デザインは避けて通れない課題です。

カプリ

メニューとか名刺とか、お店をやるなら絶対必要だもんね。でも、すべてをデザイン会社に頼むとお金がかかるし、かといって自分で作るのはハードルが高い気がする…。

私は飲食業界で20年以上働き、レストラン2店舗でマネージャーを経験、日本とイタリア双方のソムリエ資格も取得しました。現在は個人で小さなワインレストランを経営しています。前職ではIllustratorを使って制作物を作っていましたが、複雑で操作方法が分からないことが頻繁にありました。

でもご安心ください。 今は、デザイン経験がなくても、プロが手がけたような制作物を驚くほど簡単に作成できる、非常に便利なツールが存在します。しかも、その多くは無料から利用を開始できるのです。

ローマ

それが今回紹介する「Canva(キャンバ)」と、話題のAI「ChatGPT」!この二つのツールを上手に使いこなせれば、デザインにかかるお金と時間を大幅に節約できるだけじゃなく、お店の魅力をぐっと引き上げることができるよ。

この記事では、忙しい毎日を送る飲食店スタッフのあなたが、無理なく「使える」デザインスキルを身につけ、コストを抑えながらお店の魅力を高めるための具体的な方法とヒントを、分かりやすく解説していきます。

目次

飲食店でデザインスキルを身につけるべき理由4選

「料理やサービスが第一。デザインは二の次では?」そう考える方もいるかもしれません。もちろん、お店の核となるのは料理とサービスですが、基本的なデザインスキルを身につけていると、お店の成功を力強く後押しする、多くのメリットがあるのです。

メニュー・名刺・チラシなどの制作物コストを削減できる!

お店を運営していく上で、デザインが必要な場面は多岐にわたります。

例えば、お店の顔となるメニューブック、お客様との繋がりを作る名刺やショップカード、イベント告知に使うチラシやポスター、SNSで魅力を伝える投稿画像、店内で使うポップ、特別なご案内のための案内状など、挙げればきりがありません。

これらを一つ一つデザイン会社や印刷会社に依頼すると、デザイン料や印刷費など、かなりの金額が積み上がってしまいます。

カプリ

確かに!メニューを少し変更するだけでも、追加料金がかかったりすることもあるもんね…。

ローマ

デザインスキルは、飲食店社員には必須のスキルと言えるね!ある程度のデザインスキルを習得すると、キャリアアップ転職にも有利になるよ!

お店の世界観を演出!ブランドイメージを構築できる

お店のロゴ、メニューのデザイン、ウェブサイトやSNSの雰囲気、ショップカードなど、これらを同様の雰囲気やデザインに統一することで、お客様に認識されやすくなります。お店の個性やこだわりが、より強く印象に残ります。

ローマ

例えば、お店のテーマカラーを決めて、メニューやショップカード、Instagramの投稿画像にその色を一貫して使うだけでも、洗練されたプロフェッショナルな印象を与えられる。今回紹介するCanvaを使えば、色の管理やロゴの挿入も簡単にできるよ。

自分でデザインの基本をコントロールできると、細部にまでお店の「らしさ」を反映させることができ、結果としてお客様からの信頼感や愛着にも繋がっていきます。

集客の強力な武器!魅力的なSNS投稿を量産できる

今や、多くのお客様がInstagramなどのSNSを見てお店を選ぶ時代です。SNSは、非常に重要な集客ツールとしての役割を担っています。

SNSについては、次の投稿も参考にしてみてください。
>>SNSは個人の資産|将来に不安を抱える飲食店社員がSNSを始めるべき理由
>>全ての飲食店が今すぐ始めるべきInstagramの運用方法のススメ(Coming Soon!)

単に料理の写真を投稿するだけでなく、統一感のあるフレームや背景を使用したり、視覚的な工夫を加えることで、投稿の魅力は格段に向上し、訴求力が高まります。


Canvaには、Instagramの投稿やストーリーズに最適化されたテンプレートが豊富に用意されています。魅力的な写真を選び、テキストを調整するだけで、デザイン性の高い投稿を短時間で効率的に作成できるのです。

カプリ

なるほど、見栄えの良い投稿が手早く作れるなら、SNSでの情報発信も続けやすそうね!

ローマ

読者が求める情報をコンスタントに発信し続けることが、SNS集客成功の鍵だよ!Canvaはそのための強力なサポートツールになるね!

看板や店舗デザインの依頼も視覚的に伝えることができる

お店の顔となる「看板」や、お客様の居心地の良さを左右する「店舗デザイン」は、専門業者に依頼することが一般的でしょう。しかし、ここでも基本的なデザインスキルは役立ちます。CanvaやChatGPTで、看板や店舗デザインのすべてを作ることは難しいですが、デザインの基本的な考え方や、イメージを具体化するスキルがあれば、デザイン業者との打ち合わせが格段にスムーズになります。

例えば、ChatGPTの画像生成を使ってお店のロゴのラフ画を作成。色合いや書体、雰囲気を伝えることができれば、あなたの頭の中にあるイメージを、言葉だけでなく「視覚的」に伝えることができます。デザイナーや看板業者も具体的なイメージを掴みやすくなり、認識のズレを防ぎ、より理想に近い仕上がりを実現することに繋がります。

ローマ

専門家と話すときでも、より的確に自分の要望を伝え、建設的な意見交換ができるようになるはずだよ!

デザイン経験ゼロでも大丈夫!魔法のツール「Canva」入門

「でも、やはりデザインソフトは操作が難しそう…」そう感じている方にこそ、Canvaは最適なツールです。

>>Canvaの無料登録はこちら!

Canvaとは?無料で使えるデザインの心強い味方

Canvaは、専門的なデザイン知識や高価なソフトウェアがなくても、誰でも簡単にプロ並みのデザインを作成できるオンラインツールです。パソコンのウェブブラウザやスマートフォンのアプリから手軽に利用できます。

ローマ

画像作成は基本的にはパソコンでおこない、スマホは補助程度に使用すると合理的だよ!

Canvaの特筆すべきところは、無料プランでも非常に多くの機能や素材が利用可能な点です。デザインの基本操作はもちろん、豊富なテンプレート、写真、イラストなどが無料で使えます。「まずは試してみたい」という方でも、気軽に始めることが可能です。

カプリ

無料で使えるのは嬉しいし始めやすいわね!

Canvaのテンプレート活用でメニューもプロ級の仕上がりになる

Canvaが初心者にも優しい最大の理由は、プロのデザイナーが作成した、おしゃれで実用的なテンプレートが膨大に用意されていることです。飲食店のメニュー、チラシ、ポスター、SNS投稿、名刺、ショップカード、ロゴなど、考えられるほとんどの制作物に対応するテンプレートが見つかります


作りたいものに合わせてテンプレートを選び、あとはテキストや写真をあなたのお店の情報に差し替えるだけ。まるでパズルを組み合わせるように、短時間で見栄えの良いデザインが完成します。

Canvaの操作は驚くほど直感的!PCが苦手でも心配無用

「ソフトウェアの操作を覚えるのが大変そう…」という心配も、Canvaならほとんどありません。その操作感は、スマートフォンの写真加工アプリに近いものがあります

テキストの入力やサイズ変更、写真のドラッグ&ドロップでの配置、背景色の変更、図形やイラストの挿入など、基本的な操作は特別な知識がなくても、画面を見ながら直感的に行えます。「デザインソフトは難しい」という先入観は、Canvaを使えばきっと払拭されるでしょう。

ローマ

Canvaの良さは、実際に触ってみるのが一番よく分かる。iPhoneが使える人は、問題なく使えると思うよ!

カプリ

YouTubeで検索すると、初心者向けの操作方法レクチャーがたくさん!!わからないところがあっても、ここから探せば見つかりそうね!

また、操作でつまずいたときには「Perplexity AI」の使用をおすすめします。話し言葉で聞くだけで、大概のことはすぐに解決しますし、こちらも無料プランで十分に使えます。
>>Perplexity AI

ローマ

現代はAIを活用するかしないかで、仕事や学習効率が飛躍的に変わるよ!ぜひ一度使ってみてね!

アイデアをビジュアル化!AI「ChatGPT」を味方にしよう

最近注目を集めているAI「ChatGPT」。文章作成能力が話題ですが、実はデザインの分野でも、あなたの強力なサポート役となってくれます。特に、言葉から画像を創り出す「画像生成機能」は、飲食店のデザインアイデアを飛躍的に広げる可能性を秘めています。

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ChatGPTの画像生成って何ができるの?

ChatGPTは、あなたが「こんな画像を作りたい」と文章で指示するだけで、AIがオリジナルの画像を生成してくれる画期的な機能を持っています。これを活用すれば、デザインの可能性がぐっと広がります。

活用例1:お店のロゴマークのアイデアを無限に生み出す

「お店のロゴ、どんなデザインが良いだろう…」アイデアにつまったら、ChatGPTに相談してみましょう。

ローマ

例えば、「ヨーロッパ風のワインバー。マスターのチャームポイントである髭とワインがモチーフのロゴ」というように指示をしてみたよ。

カプリ

ずっと見てると、なんだかお花みたいで可愛く見えてきた、、、笑

AIがあなたの指示に基づいて、何度でもデザイン案を画像で提示してくれます。プロのデザイナーに依頼する前のアイデア出しや、デザインの方向性を固めるためのヒントとして、非常に有効活用できます。

活用例2:頭の中の「理想の内装」を視覚化する

「こんな雰囲気のお店にしたい」というイメージはあっても、それを言葉だけで正確に伝えるのは難しいものです。ChatGPTの画像生成を使えば、あなたの頭の中にある理想の空間を、具体的な「絵」として見ることができます。

カプリ

す、、、すごい!「カウンター席がメインで、壁はレンガ調。間接照明で落ち着いた雰囲気の、大人の隠れ家バーの内装イメージ画像を作って」とお願いすると、こんな画像が出たよ!

ローマ

イメージが近づくまで何度も画像生成をして、手直しや補足説明をCanvaでおこなう。これを内装業者との打ち合わせに使用すれば、理想のお店に限りなく近づけることができるだろうね!

活用例3:メニュー写真をもっと魅力的に!撮影のヒントをもらう

「メニューの料理写真をもっと美味しそうに見せたいんだけど、どうすればいいかな…」
そんな時も、ChatGPTがヒントをくれます。AIで生成した画像をもとに料理撮影を行うことで、メニューのクオリティを高めることも簡単にできます。

【プロンプト】
イタリアンのメニュー写真に使用するための、美味しそうなカルボナーラの写真を作って下さい。麺はフェットチーネ、お皿や小物の配置にもこだわってください。

ローマ

AIに指示するための命令文を”プロンプト”というよ!AIが生成した構図や盛り付けを参考に、実際の料理写真を撮ってみると、ぐっとレベルアップするかもしれないね。

AI生成画像の注意点と賢い活用法

AIによる画像生成は非常に便利ですが、利用にあたっては注意点もあります。著作権の扱いはまだ新しい分野で複雑なため、生成画像をそのまま商用利用する場合は、利用規約の確認が必要です。

ローマ

使用するAIや画像生成ソフトによって、そのまま商用利用できるものとそうでないものがあるよ!

AI生成画像は「完成品」としてではなく、あくまで「アイデアの種」や「イメージを伝えるための参考資料」として活用するのが、現時点では賢明な使い方と言えるでしょう。

カプリ

デザインをゼロから考えることが難しいときに、AIからヒントをもらってアイデアを膨らませていくのがよい使い方かもね!

無料から始めよう!デザインスキル習得への第一歩

CanvaもChatGPTも、まずは無料プランから気軽に試せることが大きな魅力です。初期投資なしで、新しいスキルへの扉を開くことができます。

CanvaとChatGPT 無料プランの実力は?

Canvaの無料プランは非常に高機能で、数多くのテンプレートや素材が利用できます。無料プランでも基本的なデザイン作成には十分にできますので、まずはぜひ操作体験をしてみてください。

>>Canvaの無料登録はこちら!


ChatGPTも、無料版で文章作成サポートやアイデア出しは十分に活用できます。画像生成機能に関しては、利用できるAIモデルや回数に制限がある場合もありますが、一部無料で試せるサービスも登場しています。
(※利用条件は変動する可能性があるため、公式サイト等で最新情報をご確認ください)

>>ChatGPTの無料登録はこちら!

カプリ

無料ならまずは気軽に試せるね!

まずは小さな成功体験から!ショップカード作りに挑戦

「習うより慣れろ」という言葉があるように、まずは実際にツールに触れてみることが上達への一番の近道です。難しく考えず、Canvaを開いて、何か簡単なものから作ってみましょう。

おすすめは、簡易的な「ショップカード」の作成です。以下の簡単なステップで挑戦できます。

  • Canvaで「ショップカード」のテンプレートを検索する
  • 好みのデザインを選ぶ
  • お店の名前、電話番号、住所などを入力する
  • 色やフォントを少しだけ自分好みに調整してみる


※テンプレート検索の右下に「Canvaプロ」と書かれているものは有料版でしか使えませんので注意が必要です。

ローマ

試しに1つ作ってみたよ!制作時間は約5分!

これだけなら、数分から数十分程度で完成するでしょう。しかし、この小さな成功体験をあなどるなかれ!これが次のステップへのモチベーションになりますし、着実なデザインスキルアップにも繋がっています。

カプリ

デザインって苦手だったけどちょっと楽しいかも!メニューや名刺、Instagramの投稿まで、色々なテンプレートがあるから早速つくってみよーっと!

まとめ:デザインスキルは、あなたの未来を彩る頼れるサポーター

飲食店を開業し、お客様に愛され、繁盛するお店を育てていくためには、美味しい料理や心温まるサービスはもちろんのこと、お店の「見た目」や「伝え方」をになう、デザインの力も非常に重要になってきます。

基本的なデザインスキルを身につけ、今回ご紹介したCanvaやChatGPTのような現代の便利なツールを使いこなせるようになれば、あなたは大きなアドバンテージを得ることになります。

それは、外注コストを大幅に削減できるという直接的なメリットだけでなく、お店のブランドイメージを効果的に構築し、魅力的な情報発信によって集客力を高めるという、未来への大きな可能性にも繋がります。

「難しそう…」という先入観は一旦おいて、「まずは試してみよう」という軽い気持ちで、デザイン作成をぜひ始めてみてください。デザインは楽しみながら学んでいるうちに、飲食店で働くあなたの頼りになる最高のスキルになってくれるはずです。

カプリ

便利なツールを使って、楽しく、簡単に、デザインを学んでみようね!


最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が誰かの役にたてれば幸いです。

ローマ

ではまたお会いしましょう!

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この記事を書いた人

レストランサービス歴20年、個人レストランの経営者。
日本とイタリア双方のソムリエ資格を取得。
長時間労働や低収入に悩む飲食店で働くあなたへ!キャリアアップやホールスタッフでも独立できる方法を伝授しています。
正しい方向性で努力をすれば、飲食店社員にも輝く未来があります!!

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